金沢旅記 巻の壱 (2010年10月23日〜24日)

金沢旅記 巻の壱

33KB:兼六園

「こういう時だけ行動が早い」の巻

 金沢に行くぞと思い立った、ある夏の暑い夜。
 思い立ったが吉日とばかりに、飛行機と宿を手配。 残念ながら飛行機の超割には、あと一歩及ばず。
しかしながら、どちらもそれなりに安く予約できる。
 吹っ飛ぶ諭吉と高まる期待。 心は既に北陸の彼の地。

「いざ出陣」の巻

 「北陸」との名の通り、向かうは北の国。 どう考えても、福岡よりははるかに北。
これは困った、着る服がない・・・!
 仕事帰りに歩き回り、秋物をあれこれ物色するも、その値段に恐れおののき、二の足を踏みまくる
むしろ二の足しかないのだとばかりに。
・・・一桁少なければ、迷わなかったものを。 惜しい事をした。
 「惜しい事をした」といえば、何故毎日万歩計をつけて歩かなかったのか。
出発前1〜2週間で、普段の数十倍は歩いた筈なのに。
 そして気が付けば、いつもの服装と大して変わらないものになっていた。
むしろ、ほとんど新調せずに普段の服装そのものだった。
げに恐ろしきは、習慣かな。

 準備に手間取り、気が付けば3時間睡眠。
離陸時間を1時間早く認識してみたり、隣の出発ターミナルに馳せ参じたりと、愉快な門出。

 いざ、金沢・・・!

「運任せ」の巻

 小松空港からバスで小松駅に向かい、そこからJRで金沢駅へと歩を進める。
「JRで」と言っているわりに「歩を進める」とは如何なものか。

 乗り込むホームを間違え、すごすごと戻っていく時の物悲しさよ。
駅には是非、階段を登る前に「この電車は何番ホーム到着」の電光掲示板を出していて頂きたいと切に願う。

 隣のホームのゴツイ電車の顔を見て「・・・アーマーナイトか・・・」と思ってみたが、それがサンダーバードだと知ったのは鈍行に乗り込んだ後。
今回は列車を撮ることなく進んでいる。 おかしい・・・。
見たこともない列車の顔は、撮っておいた方が良かったのではないのか・・・?

 そして気が付けば、そこは金沢の地。
余分な荷物をロッカーに放り込み、バス停へ突撃する。

40KB:金沢駅

 余談だが。
 今回の旅程は、両日共に全て金沢駅のロッカーが使えることが前提条件となっている。
旅をする際は、このような運任せの旅程は組まない事をお勧めする。

 人生常に行き当たりばったり。

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