金沢旅記 巻の参
「予想GUY、デス」の巻
兼六園下バス停で降車し、垂涎さながらの様子で石川門へと吸い寄せられる。
見上げると、なにやら工事中。 また工事中か・・・(※)と少しばかり肩を落としながら、少し周りを歩いてみる。
※今まで訪れた和洋の城(城跡含む)の中で、工事中でなかったのは城・城跡各1つのみ。
もはやジンクスなのではと疑わずにはおれない。
ここで、はたと気付く。 あの石川門は、道路を挟んで向かい側の、道路上方の橋からしか入れない・・・・!!!?
道を渡ろうにも、横断歩道は両サイドかなり先。
石垣の横は登れんものかと探すが、「ここから先は立入禁止」の看板ばかり。
何てことだ、まさかの「外から眺めただけ」観光・・・・!?
そんな事はあってはいけない。 城だぞ櫓だぞ。 石垣だけ見て終わりましたなんて、あってたまるものか・・・!!
何とかして侵入しようと、とりあえず石垣に添って歩いてみる。 どうやら半周先くらいから、中に入れそうなのだが・・・。
やっと入れそうな場所に辿り着き、林の中の道を抜けて三十間長屋に到着。 中を覗く。
・・・うむ、古い道場と同じにおいがする。
なんだかぐったり疲れてしまったので、しばし休憩してから五十間長屋へと足を運ぶ。
「菱形怖ぇええ・・・!」の巻
五十間長屋と櫓の中を見学する。
念のため。 写真を撮った全建物内で、先に撮影許可を頂いている。 後からトラブルになりたくない故に。
どこも快諾して下さった。 有難い。
菱櫓は、全てが菱形でできている櫓。 床も菱形、柱も菱形、手すりも菱形、階段も菱形。
階段を目にした時、60度の傾斜と、その踏み台の狭さに肝が冷えた。
写真ではあまり分からないが、踏み台は奥行 20cm 程しかない、多分。 高所恐怖症の方には、お勧めできない場所だ。
斯く言う私は、肝が冷えたと言いつつ好奇心が勝ってしまい、手荷物(親への土産の佃煮)を持って上ってしまった次第。
上から撮っても(写真右)、ただの遠近感にしか見えず、残念至極・・・。
櫓を堪能した後、今度こそ石川門へ。 石川門内部も公開されていたので、中を覗く。
・・・うむ、古い道場と同じにおいがする。(2回目)
梁ばかり撮っていたので、つまづいてしまったのは秘密。 「上を向いて歩こう」も、時と場合による。
「1日目メインイベント」の巻
兼六園下からバスで金沢駅へ戻り、荷物を取り出してホテルへ。
コンビニで買ったツナ握りを食して1時間半ほど仮眠し、迷いつつもライブ会場へ到着。
「金沢で会いましょう」の言葉通り、金沢で御大との再会。
御大の歌を堪能する。
ライブ終了後、ホテルに戻って「オマケ用ポストカード」を描いて床に就く。