金沢旅記 巻の肆 (2010年10月23日〜24日)

金沢旅記 巻の肆

「若い娘さんの精気を吸うために、年寄りが張り切っております」の巻

 前日コンビニで購入しておいたクロワッサンを頬張り、オマケカードを仕上げてから金沢駅へ。
予定通り荷物をロッカーに突っ込んで、待ち合わせ場所に向かう。
ロッカーが使えない場合、あの荷物を抱えて歩き回らないといけない。 何という運任せ。

 1日お付き合いをお願いしていたサモさんと合流し、バスで香林坊へ。
 雪の金沢について語りつつ、「長町武家屋敷跡」を散策する。
「雪で郵便受けがアフロになったら、ビックリして写真に収めるレベル」と言うと、「こっちでは、郵便受けに積もった雪が凍った結果、リーゼントになる」との事。
日本は長いと実感した。

30KB:石川門  27KB:石川門

 サモさんオススメのお菓子を試食しつつ購入し、バス乗り込み時にもらった観光マップを見つつ、ちょっと道を間違えつつ、香林坊へ戻る。

「季節的な話」の巻

 香林坊から歩いて「兼六園」へ。
 「紅葉が見事」、「雪景色も良い」、「桜も菖蒲も綺麗ですよ」、「新芽の時期も良さそうですな」という話題に。
まぁ早い話、兼六園に限らず、ほんの少しだけ紅葉しかけている微妙な時期に訪れたという事だ。
勿論、良い事もある。 観光客がそれらの時期に比べて少ない、・・・多分。

31KB:兼六園  38KB:兼六園

 見事な松に感服しつつ、池の蓮を見て「蓮も咲いたら綺麗だろう」と言いつつ、「兼六園」を後にする。

30KB:兼六園

「ロッキングチェア・限界まで」の巻

 徒歩で「21世紀美術館」に到着。
広場の三原色空間に潜入してみたり、デザイン展を冷やかしてみたり、油圧式エレベータに乗ってみたりする。
初め磁石で動いている(エレベータ下方の巨大磁石がひっくり返る仕組み)と思ったのだが、よくよく考えると「S+N の場合に引っ付いて離れない」「磁石がひっくり返る時にエレベータがつられてひっくり返る」と、色々と問題があることが発覚。 無念だ。

 途中でロッキングチェアが並んでいる場所を発見。 つい座ったところが、そのまま立ち上がる気力をなくしてしまう。
 ゆらゆらと揺れていて、「限界まで前後するとどうなるか」を2人で試みようとしたが、足を上げていると普通に揺れているだけでも前にずれていくので、多分落ちるかすっ飛ぶ事間違いなし。
それはシャッターチャンスだと、是非手を前に伸ばして飛んでくれる様に頼んでみたりもしてみる。

 プールの下を歩く人を眺めたり、こちらを覗き込む立体作品に驚いてみたり、レストランからの匂いに腹の虫が騒ぎ出したりして、美術館を後にする。

「10円差」の巻

 良い時間なので食事となり、香林坊で昼食を摂る。
金額差について語っていたので、福岡に戻ってから通勤途中の店舗を外から覗き見た。 金沢650円、福岡660円也。

 予定していた観光地は全て周り終えたので、どこに行こうか相談した結果、近場にあるアニメイトへ。
福岡のアニメイトは、以前その近くの現場にいた事もあり、人に会うのが怖くて随分長い事立ち寄っていない。
そのため見るもの見るもの珍しく、また、最近の流行をキャッチできていないために、分かるような分からないような微妙な作品が並んでいるのを眺めていた。

「ニセモノ」の巻

 アニメイトを出てカラオケボックスへ。 歌うためではなく、お絵描き大会のためである。
 自分はさっさと「一番良いカインを頼む」と言っておきながら、サモさんの希望は聞かなくて大丈夫か?
大丈夫、問題ない。 描くキャラは決まっている。
・・・流行に乗ってみたかっただけだ。 何だかちょっと恥ずかしい。

 「ここにきて、私がRUG本人でなかったらどうしますか?」の問いに、「それはそれで面白いです」と切り返すサモさんには感服した。

 ZEBRA社の SARASA 1.0 の書き味に感動しつつ、サモさんの美声をBGMに、鉛筆と黒ペンで剣魔を仕上げる。
ついでにオマケの剣聖ポストカードを添えて、そっと差し出してみる。
 サモさんに描いて頂いたカインは筆舌に尽くし難い。 是非、拙ブログで堪能して頂きたい。

 ・・・今度はちゃんと歌える曲を選んでおくことにする。 撃沈。

「231枚」の巻

 バスで金沢駅へ戻り、サモさんとお別れして、JRで小松駅へ向かう。
疲労で意識が途切れそうになるが、飛行機に乗り遅れるわけにはいかないので、必死で我慢。
雨の中バスに乗り、小松空港に到着。 会社や友人への土産を購入する。
 そういえば道中、サモさんに「お土産は小売店で買ってあげるべきだ」とのたまっておきながら、言った本人が空港で買う始末。
小売業者の方々に土下座する思いだ。

 無事飛行機に乗り込み、爆睡の末、福岡に到着。
 カメラを確認したら、撮った写真の総枚数が 231枚だった。 快挙。
・・・撮った写真を何に使うのかなど、愚問だ。

 楽しい旅行であった。 相手をして下さった全ての方々に、心からの感謝を。

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